-STAFF-
TAKUJISHO
2020年よりコロナの状態が続き、さまざまな制限が増え、舞台、美術館、飲食店、あらゆる人から何かを感じ取る作業も自由が利きづらくなった。誰かの監視下に置かれることが増えた。
-マスクの着用-
家の外で人の顔(表情) を見なくなった。それに加え、他人の息遣い、匂いなどあらゆる感覚を劣化させる、口元を保護するアイテム。
-Zoom-
ステイホーム、自宅待機 . . . 対面を避けるように指示されて画面越しに人の様子を見るツールが発達してきている。勿論SNS上の写真や動画で満足した気分になる傾向も進んだ。オンライン上で複数の人々が同時に画面に映される現象は会話の距離感も狂わせる。
- 画面OFFで参加 →プライバシーの保護
- 画面 ONで参加 →公(外に見せる自分の態度)、私(家、個室、画面の相手 に無関係な背景etc..)の混ざり合い
- オンライン上の画面 →無作為に個別の部屋や顔が映る映像を並べる。まるで、施設の事務所や警備の部屋にある監視カメラ映像のように




Photo : Hikaru Takano
”展示”という作品や空間、在廊する作者を保護する場にて、直接来てくださる方、オンライン参加の方、作品、作者の関係を”TAKUJISHO”(=託児所)と呼び、8日間経過を観察した。
結果、個人のパソコン等の安い機材で取り扱うZoomは、接続状態で通信が切れてしまったり、訪問の方とお話ししていてオンライン上やSNS上のやりとりが薄くなるという想定内、想定外が起きた。
2021.6.10
会期:2021.5.20(THU)-2021.5.30(SUN) ※月、火、水 休廊
時間:12:00-19:00 ※最終日-17:00
場所:SAKuRA GALLERY
〒135-0024 東京都江東区清澄3-7-4-1F
東京メトロ半蔵門線/都営大江戸線 清澄白河駅 A1 A2 A3 B1出口徒歩2分