カテゴリー: ACTDiary

A behind the scenes look at Japan’s Romeo and Juliet

In this blog post, I’ll talk about my experience creating props for the Tentoumushi Theatre Company’s production of Romeo and Juliet. I’ll talk about the challenges I faced, how the props were used onstage, and what the performance was like.


人間の体温よりも暑い気温の夏。。特に今年は外に出ると身の危険を感じるほどの熱気と日差し。。暑さと湿気に人一倍弱く、夏が来ると頭の動きが遅延する私は呻きながら今年の暑さを乗り切ることにした。その中、劇団天動虫さんの公演の小道具制作に関らせていただいたので、その体験についてお話ししたいと思う。

劇団天動虫とは?

2012年3月に旗揚げした劇団で年に1回の劇場本公演に加え、年2回程度カフェなどの劇場ではない空間での小公演を開催されている天動虫さん。「太陽に向かって飛ぶ」というてんとうむしの習性に因んで、「明るい未来・高い目標へ進み続ける集団」でいられるよう願いを込めて、劇団天動虫(てんとうむし)と命名、「たとえ小さな虫でも、天を動かすエネルギーを秘めている」というメッセージを込めて「天動虫」という漢字をあてているそう。作品は、流山児☆事務所出身の帆足知子さんが演出。

劇団天動虫のサイトはこちら

制作きっかけ

お芝居と美術制作って場所や気持ちを創り上げる感覚が似ているなと思っている私は、舞台で役者以外の経験も一歩深めてみたいなと思っていた。そんな中で見つけた劇団天動虫さん、とてもわくわくしてしまい唐突に「小道具を手伝ってもよいか。。」と話しかけたらいいよとのこと。全く無信用な私を受け入れて頂いた。。

ちょっと変わったロミジュリの舞台

今回の公演はシェイクスピアの作品であるロミオとジュリエットの題材に「宣託」という要素を追加した新しい解釈のロミジュリ。物語上でのジュリエットの役割を考えながら現代人が抱えるモヤモヤした感情にも焦点を当てている。舞台美術は灰色の箱馬と段差があるだけのシンプルな仕様。役者さんは固定の役が無く色々な立場の人物を代わる代わる演じて繋いでいく構成で殆どピンク色の衣装。そしてなぜかひまわりを持ち、展開していくロミジュリの各場面にはジュリエットが出てこない不思議な世界観の舞台だった。

公演情報も載せました。

曲合わせ、群唱などもしながら知恵の輪のように進めていく芝居。「動きが覚えられない」「役が繋がらない」と言いながらも役者さんは稽古ですごい速度で場面を動かしていた。

ジャンプが高い。。

小道具制作は勉強の連続!

劇団員のまゆこさんにほぼお直し、流石!なアドバイスをいただきながら作ったので作りました、担当しましたとは言えたものではないが、以下が制作した小道具だ。

こちらは両家の旗。使いやすさについても色々工夫が必要だったがそれよりも「キャピュレット」「モンタギュー」の文字が読めるように作ることにとても苦戦した。脚本の後半部分を旗が半ばできてきた頃頂き、キャピュレットが赤、モンタギューが青というよくあるロミジュリの舞台で両家を表す色分け以外でもデザインできたなぁと演出さんとの打ち合わせ不足も大反省。。しかし、良い柄に仕上がってこれからの制作で活かせそうとわくわく!


こちらは布を貼って作ったお面。

初、小道具制作。「役者さんが使っても壊れないか、使いやすいか」「照明で色が飛ばないか」「そもそも脚本の世界観を解釈してデザインできているか」という基本の基から色々学んだ。。絵画畑の私はこうしたら面白いのでは、こんなものありそうと言ったアイデアは出せるけど全て2次元解釈なので実用性や耐久性はあーそっか、なるほど、おー!!の連続だった。そしてそれに続いて出てきた「コスト」。こんな質感のこんなものを作るとよく映えるだろう、と考えてそのイメージに合う材料を買ったり加工方法を考えることはできるけど、稽古場で試す時間や実際の費用感から逆算した買い物や処置ができないと本当に物語の役に立つ小道具にはならないと言うのが1番の気づきだった。

「天動虫版ロミオとジュリエット ~宣託~」での小道具制作はただ存在感がある映えるものを作るだけでなく、脚本や演出の自分なりに解釈し、それを稽古の進捗や実用性も含めて話し合って調整する大切さを教えてくれるとても贅沢な経験になった。制作に関わらせていただきありがとうございました。あと、役者さんの稽古時間の無駄のなさ、役者としてもとても見習うべき姿勢に思いました、稽古が作ってきた役の人格や動きをみんなで確認しながら場面を作って行く時間なことはわかっているつもりでしたが、演出さんの世界観待ち、周りの役者さんのリード待ちに私はまだまだある役者なんだなと一段上の稽古を学びました。またもっと芝居空間を支える力をつけて絡ませてください!

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My occupation is "Kageyama"